くろじいの小屋
COLUMN


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57  身体障害者         2003.12.14
 
 久しぶりに徹夜してみた
いろいろな事を思い出しながら介護って何だろう?と考えた。
くろじいの場合、身体障害者1種1級という一番重い認定を受けた。
身体障害者になると国からお金が出て楽に暮らせると思ってる人が多いが、実は大きな誤解である。
俺は正直な話、年金も払ってない期間があるので国からお金が出るわけでも無い。
仮に出たとして最高で年間70万円位。
国民年金を払っていない学生が障害者になり国と裁判をしてるケースが多々あるそうだ。
それよりも驚いたのが介護保険の対象者に認定された事。
年寄りのみと思っていた介護保険も、脳血管疾患などでは対象が40歳からとなっている。俺は要介護1。要支援に次ぐ2番目の重さ(障害者手帳は1級が一番重い)だった。
これがあんまり意味がないというか使う場所が無いと言った方が正確か。
寝たきりになって医療ベットをリースしてくれたり、ヘルパーさんが来たりという状況では非常に便利なのかもしれないが・・・あまりに選択が少なすぎる。
 
ドイツでは家族が介護すると国から家族に介護料が支払われる。身体障害者用に車を改造するのも日本円で1000万以上という金額まで改造費が支給される。
日本とは違い「障害者が社会生活し、健常者と同じように社会参加できるようにするのは当然だ」という考え方が確立されているようだ。
ここでいう社会参加とは健常者と同じように働いて同じように生活出来、同じように税金を納め(税率は違っても)、同じように生きる・・・・・結局はそれが国益になる。
そのために国が手助けするという考え方。
 
ところが日本で社会参加というのは少し違うようだ。
区役所の福祉窓口に行くと、権利ばかり主張してる障害者に会って残念な気持ちになったりする。国の方も身体障害者に対して金銭で補助してやれば良いという考え方しか無い。
 
障害者と一口にいっても軽い人から重い人まで様々だ。
偉そうな事は言えないけれど権利を主張したなら、その恩恵を充分受けて、少しでも社会に貢献出来るように頑張る気持ちになってほしい、例えば自分で一生懸命リハビリして、いつか税金を納められる位働けるようになってやるぞ!そう思わせる環境を作ってほしい。それがほんとうの社会参加だと思うんだけどな。
 
「片輪」あえてここに放送禁止用語・差別用語を書き込む。
カタワっていう言葉は江戸時代の大八車、そう時代劇で荷物を載せて「どいた!どいた!どいた!」と通り過ぎるやつである。
その大八車の片輪が壊れて使えなくなった様から来てると言う、なかなか的を得ていると自分でも思う。
実際に税金を払える払えない、出来る出来ないじゃなくて
「やってやるぞ!」そう思う事が自分自身のため、生きてる証だと思う。
だから身体が片輪になっても、決して生き方まで片輪になっちゃいけないのである。
そう思える環境がこの国に少なすぎるって事かな?
 
世界最長寿国日本は寝たきりの人の数も世界一だそうだ。


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