くろじいの小屋
COLUMN


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13  一瞬の出来事       2005. 2.27
 
 先日大阪まで行って来た。
倒れてから始めての遠出、当初は新幹線で行く予定だったが
荷物の多さや時間の関係で車で行くことになった。
 
何年ぶりの大阪だろう?
関西は活気がある、街も人も生き生きしている。
車の運転が乱暴だというけれどそれ程でも無い。
昼時になるとオフィス街の歩道では、ありとあらゆる場所でゲリラ的に?弁当屋が現れるのには驚いた、10メートルごとに違う弁当屋が出現するのだ。
時間が無く食べ損なった「キャベツ焼き」が未だに気になって仕方が無い。
そんな大阪の話はまたいつかしよう
 
実はその帰り道の事
交代で運転していた
「帰りは時間もあるし東名高速ではなく中央で帰ろう」という事になった。
深夜0時前、中央高速岡谷付近での事だ、小雨も降り路面も濡れていたので
走行車線(真ん中)を100キロ位で特に急ぐ出もなく走っていた。
ふと200メートル位先を行く車の挙動がおかしい?助手席の俺が「あれ?」とつぶやく
ドライバーも同時に気がついていた。
 
「何か居る」
 
「犬だ」
 
この時点で犬迄の距離は50メートル無かっただろう。
犬は俺たちが走る車線の若干中央分離帯寄りを、後(こちらを)を振り返りながら前方に向かって歩いていた。時折路肩側に行こうという姿勢を見せる。
ライトに照らされて振り返った犬と視線が合った気がした、いや合ったと思う。
このままだと轢く
「飛び出すなよ」そうつぶやいた
ドライバーは俺より遙かに年輩だが、某自動車メーカーの開発に籍を置いていただけあって運転は下手では無い。
その瞬間犬が中央に出てきた
握り拳二つ分ほど右にステアリングをあてた。それでも車は大きく煽られる、直視は出来なかったが、犬までの距離は数十センチはあっただろうか?
普通なら左にハンドルを切ってしまうところ、間一髪とはこの事。
文章にすると長いが、犬とわかってから僅か2〜3秒程の出来事だ。
無事通過した・・・・・ただ振り返りたくは無かった、次から次へと車が来ていたから・・・・・
数百メートル先の路肩にパトカーが停まり、警官が慌てて駆けてくる。
 
その犬は首輪をした茶色の立派なボクサー犬、
左側のパーキングエリアから出て来てしまったのだろう。
今思うと振り返った犬の顔は不安でいっぱいだったように思う、
必死にご主人様を捜していたのだろうか?
動物を車に乗せる時はリードを外してはいけない。
子供と一緒だ、ドライブに行けば興奮するのである。
パーキングでドアを開けた途端に飛び出したに違いない。
人間の勝手だなぁと思う。
 
酷い話だが高速道路を走行中、目の前に動物が飛び出して来た時は
躊躇せずそのまま轢く事が原則だ。
急ブレーキや急ハンドルはスピンを誘発し多重衝突を招くからである。
頭でわかってはいても、実際にそんな事が出来るだろうか?
 
日々生活にストレスを感じている時、自分自身のリードを外したいと感じてる人は多いのでは無いか?
外して初めてそのありがたさがわかる場合もある、自分の考え違いを知る場合もある
 
命綱とはよく言ったものだ。
 


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